還暦~古希までにギターを攻略する

還暦までにギターを弾きこなす予定でしたが、古希までにはなんとか。

MOTU M2 の音質

昨日『作曲家・和田貴史の庭』さんがMOTU M2の音質についての動画をアップされていました。


www.youtube.com

動画の中で、6つのオーディオインターフェイスについて、出音をブラインドテストで比較されています。

もし動画を見ていなければ、実に興味深いので是非見てみてください。

私も動画に言われるままに、6つの音を聴き比べて率直な感想を書きました。

その時のメモがこれです。


1.まとまっていて良い これが基準
2.1と比べると平面的 面白味がない?
3.ちょっともやってる? なんかイマイチ
4.1より良い?、これは好き 
5.うーん、生きてない これはない
6.これは好き 生きてるわー


和田さんは、M2の音も金額を考えると素晴らしいとおっしゃってました。
まぁ、プロモーションということなので、多少控えめにおっしゃられたのだと思いますが、最初に聴いた段階では、3と5は他と比べて割と大きな差があるように聴こえました。
自分が所有しているMOTU M4=M2に「ちょっともやってる? なんかイマイチ」という評価を書いているのが、とても面白くて笑えました。M4は良いとか言いながら、本心はそう感じていたのかもしれません。

ただ答えを知った上で何度か聴いていると、だんだんと差が無くなって来るように感じて、自分の耳は本当にアテにならないなとは思いました。
改めて順番を換えられたとして、同じように答えるか自信はありません。

でも、6に関しては一貫して「好き」と感じたので自分に合うのだろうと思います。

 

やはり「価格差」と「音質差」をどう考えるかになりますね。
割と大きな差と上で書きましたが、それは音だけを聴いた場合で、価格を考慮すると差はグンと縮まります。というか、逆転するのも出てくるかもしれません。

実に楽しい動画でした。
こういった動画を上げてくださる和田さんに感謝です。


guitholic.hatenablog.com

 

 



NEUMANN KH80 DSP MA 1で補正 2

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スピーカースタンド(K&M 26772)もすっかり馴染んできたので、MA1による補正をかけてみました。


前回、マイクを設置した場所に印を付けたままだったので測定自体は楽でしたが、スタンドが変わって高さが低くなったのと、若干スピーカー間も狭くなったので、その分だけ調整してマイクスタンドを設置しました。

補正前の測定グラフがこちらです。

K&M 26772

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KIKUTANIのスタンド

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予想とは全く違う結果でした。
補正前のグラフを見ると、60Hzと150Hz付近の山はK&Mの方が高くなっていました。200Hz~1KHzに関してはK&Mの方が少し暴れが少ないようにも見えますが大きな差ではなく、1KHz以降はどちらかというとKIKUTANIのスタンドの方が綺麗に見えます。


そして補正後の測定グラフがこちらです。

K&M 26772

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KIKUTANIのスタンド

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補正後に関しては、K&Mのスタンドの方が2.5KHz付近を除いては、綺麗に補正されている?ように見えます。

実際に聴いた感じとしては、殆ど変化は感じられません。もちろん幾らでも低域がとか定位がなどと少し盛って書くことは出来ますが、実感としてはスタンドを交換した時ほどの変化はありません。

スタンドをKH80に交換して聴いた時『バスドラとベースの一体感とアタックの速い音の弾力感が以前より心地良くなってます』とレビューで書いた時も、KIKUTANIのスタンド用に補正された状態で聴いての感想でしたので、いずれにしても変化が少なかったのかもしれません。

いや感じ取れないだけかもしれませんが。

ただ、補正後のグラフを見ると、凸凹が少し綺麗になっているので、変化は感じなくとも少しいい感じには思えます。

とは言うものの、マイクの位置を前回と出来る限り合わせてはいますが、完全に一致してるとは言い切れませんし、暗騒音にも違いがあったかもしれませんので、何度か測定して平均値を取る必要はありそうです。面倒ですけど。


前回の話↓

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K&M (König & Meyer) 26772 スピーカースタンド レビュー

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到着したまま放置していましたが、やっと設置しました。

高さが変えられるK&Mのスタンドか、しっかりした創造小屋のスタンドか、で迷いましたが、創造小屋には1つ気になる事があったのと、K&Mはサウンドハウスの商品レビュー以外にレビューらしいものがなかったので、面白いかなと思ってK&Mにしてみました。

サウンドハウスのサイトでサイズは分かっていましたが、卓上のスタンドとはいえ梱包が個別ですし組み立て式ではないので、それなりの大きさ(120サイズ)の箱で届きました。

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実際に開封してみると、思った以上にスタンド自体が大きくて、ズッシリきます。
5mmをちょい超える鉄板で作られていて、高さ調節部分はその鉄板同士が合わさるようになっているので、グラグラするようなことはなく、とても安定しています。
重さは実測で3.1kg、見た目以上の重量はあります。

心配だったスタンド自体の鳴きについても、天板にスピーカーを置いた状態では全く鳴きは感じられません。どこをデコピンをしても「クッ」って感じです。ちなみにいただき物のスタンドではスピーカーを置いた状態でも「カーン」って鳴いてました。

そしてK&M 26772で高さ調節以外で購入の決め手となったのが、この足の角度でした。

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リスニング位置からして、どうしてもスピーカーの内振りが必要になります。
K&Mのスタンドは、この形状から机の端のラインにピッタリ合わせると、丁度いい感じの内振りになります。

創造小屋のスタンドで1つ気になる事というのは内振りの事でした。このようにスマートにはいかないだろうと。

ネジ1つでの高さ調整ですが、しっかりと固定出来ます。
1度調整すれば頻繁に高さを変えることはありませんが、簡単作業に越したことはありません。

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それで肝心の音を出した感想ですが、思った以上に良くなった です。
MA 1を使って補正をしているので、そんなに変わらないだろうと思っていましたが、予想外に変化がありました。

もちろん良く聴かないと分からない微妙な部分ではあるのですが
具体的には、バスドラとベースの一体感とアタックの速い音の弾力感が以前より心地良くなってます。
スタンドを換えたことにより、低域の無駄な振動で鳴っていた部分が減少したからではと想像されます。

また中高域の音の変化や定位の変化は特に感じられないのですが、
トゥイーターと耳の高さを合わせられたことが精神衛生上とても良いです。

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ということでK&M 26772の購入はとても満足できるものでした。
スタンドをくれた友人には本当に申し訳ないのですが、前のスタンドに戻す気には全くなれません。

そしてサウンドハウスの商品レビューの高評価は嘘ではなかったと言えます。


いずれにしても、スタンドを換えたのでMA 1による再補正の必要がありますが
スタンド変更前後のグラフで全く変化を見るのがとても楽しみです。

もしかしたらグラフ上は全く変化が無いのに「良くなった」と喜んでいるのかもしれません。

実はそれを一番楽しみにしています。



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mouse X5-R7 ノートPC使っています

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昨年の6月に mouse X5-R7 を購入したので、もうすぐ1年になるのですが
これまで使ってきての正直レビューです。

CPU:AMD Ryzen7 4800H 、MEMORY:16GB 
SSD:M.2 SSD 512GB 、15.6型 FHD

簡単にはこういった仕様です。
本体の大きさは 33.5cm X 23.5cm  約 1.5kg

X5-R7を購入する前は、7年前に購入したDELLのノートパソコンを使っていました。
PC製品で7年というのは3昔前くらいの印象だと思いますが、起動に時間もかかるし、
全ての動作が遅くなっていたので、買い替えることにしました。

納期が早い、ゲーミングPCでない、重くない(2kg以下)、そこそこのCPU、
16GBメモリ、FHD以上の解像度

といったような条件で探すと結果的にmouse X5-R7になりました。


最初に起動した時点での印象は、失敗したかなーでした。

7年前のDELLと比較しても、本体の質感、ディスプレイの映り、添付ソフトを始め、
あらゆるところでDELLの方が優れていると感じました。
ボディ上面のみがなのも、賛否が分かれるとこだと思います。

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両方ともセール期間で、購入した時の価格は、X5-R7が11万くらい、DELLが10万弱でした。
価格を考えると更に mouse ダメじゃんって思ってしまいます。

実際の使用感ですが、起動や動作は高速で、ストレスが全くなくなりました。
でも、それは当たり前というか、CPUがパワーアップし、HDDからSSDになったのに
高速じゃなかったら購入した意味がありません。

そして一番ガッカリだったのは、ファンが頻繁に回る。しかも爆音で。
重い負荷をかけたなら、ファンが回るのも分かるのですが、特に何も起動していなくても回る時があって、理由が分からないので余計イライラします。
更に、負荷がかかった時のファンの音が超絶大きいのです。
外は大雨が降ってるのか?って思うくらい。いや大袈裟でなくマジなんです。

一応、「Control Center」というwindows上のアプリで設定は出来ますが、どれに設定してもファンの動作は大して変わりません。

DELLにはゲームも出来るようにGeforceGPUが入っていて、やはりファンは回りましたが、コイツはDELLのファンの音よりも数段大きくて頻繁に回ります。

 

良いところも書きます。
重さです。  約 1.5kg
これは感動しました。こんなに軽いんだと。いや素晴らしいです。
DELLが2.6kgくらいだったので、1kg以上軽い訳で、この重さだと持ち運びも苦になりません。
といってそんなに持ち運ぶことはないのですが、軽いのは何するにしても手軽です。

あと、キーボードの配置と感触はDELLと比べて圧倒的に良いです。

それから最も大事なのは、このノートPCは使って約1年になりますが
今まで一度もフリーズしたり、変な動きをしたりといったトラブルがありません
DELLは割とフリーズしたり、キーボードを受け付け無くなったり、他にも色々ありましたが、
このmouse X5-R7は一切そういったことがありません。
PCがきちんと稼働するということに関しては100点です。

MOTU M4を購入する時に

AMDとの相性問題があったらと心配していましたが、全く問題なく動作しています。
そういった安定性だけで使い続けているというのもあります。無事之名馬といいますし。

ただ、私の場合「スリープ」に関しては何も良いことが無いので全て切ってます。
それで安定している可能性もあります。

所有する喜びといったものはありませんし、DTMや静かな作業には向きませんが、ビジネス用途としては軽いので持ち運びには良いかと思います。ただ、ビジネス用途ならSurfaceなど他の選択肢もありますし、そもそもボディがなので少し難しいかもしれません。


と、貶してるのか褒めてるのか分からないですが
正直レビューでした。


その後、X5-R7のバッテリーが膨張し本体がパックリ ↓

バッテリー膨張の続きです ↓

 
一応、リンク貼っておきます。アフィではありませんので興味のある方はお気軽に。
発売して結構経つのでモデルチェンジがあるかもです。

 

 

 

NEUMANN KH80 DSP 気づかされたこと

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前回、MA 1を使って測定・補正をしたことを書きました。

あれから丸2日ほど経過したのですが、補正って凄いなと感じています。
元々KH80 DSPの音は好きでしたが、MA 1での補正を加えたことで、一層楽しくなりました。

それと「何かを変更したら2日は聴け」を座右の銘にしている(嘘)のですが
やはり機材が馴染むのと耳を馴染ませるにはある程度時間が必要なので
直ぐに良否を決めるのは良くないなと改めて思いました。

ところで、スピーカーをKH80 DSPに替えて感じた音の変化というのは
下でレビューした通りなのですが


それ以外で気づいたのは、Youtubeの動画で配信者のマイクの音の違いでした。
これはMA 1で補正をする前にKH80 DSPで音を聴いた時の印象なのですが

もちろんスピーカーを交換する前も、配信者のマイクの音の違いというのはありました。
でもそれは、いいマイク使ってるから良いんだろうなーとか、スマホの直撮りだからなー程度の大まかなもので、配信者のマイク音などそんな意識しなかったです。

それがKH80 DSPにすると配信者のマイク音の違いがかなり大きく感じられました。

価格やメーカーによるマイクの音質の違いは当然ですが、同一のマイクでも意外と違っていて、もちろん配信者の声質や環境が違うので当たり前なのですが、セッティングや処理の仕方など使い方で差が出ているように感じました。

今まで良い音だなと思っていた配信者が、比較すると意外とそんなでもなかった音で
音楽関係のプロの方でも、あれ? 思ったより・・・っていう。

尤もYoutubeで圧縮された音を聴いての感想なので、実際はどうなのかは分かりません。

ただ、自分が配信用のマイクを買うならコレだなという機種の選別が出来たりしますし、何を使うにせよ調整なり工夫することが、やはり必要なんだなと。

そういった気づきがありました。


 

NEUMANN KH80 DSP MA 1で補正 1

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前回、借り物のスピーカースタンドを使っているので、
MA 1で補正する前にスピーカースタンドを購入したいということを書きました。

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で、購入したスタンドが昨日届いたので、さて交換しようかなと思ったのですが
イヤ待てよ交換したところで今より良くなるとは限らない
それなら、スタンドを交換する前に今の状態で測定して補正しておこうと思って、
補正してみることにしました。

画像のようにKH80の間に27インチのディスプレイがあって、左側スピーカーの横にはSparkが、右側スピーカーの右横には34インチのウルトラワイドのディスプレイがある。そしてカーテンの後ろはガラス窓という、環境としてはかなり悪いと思います。

MA 1による補正を行うには、まずはNEUMANNのサイトからソフトをダウンロードして始めていくのですが、主な手順はあさひの音楽ブログさんが紹介してくださった、SoundWorksKさんのサイトでNEUMANN MA 1 Monitor Alignment System の日本語使い方解説 -日本語訳してくれていますので、そちらを見ながら問題なく進めていたのですが、レベル調整のところでハマりました。

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いや、レベル調整なんてなんの問題があるの?って思うじゃないですか、それがそうではなかったんです。このレベル調整はミュートされてスピーカーから音は出なかったんです。ちゃんと「During this process the loudspeakers are muted」って書いてあるのに、読んでなかったんですね。 あれ?なんでレベル調整なのに音が出ないの?
でも、アウトプットのインジケーターはちゃんとレベルが上がってる。なんで?っていうのが混乱の始まりでした。

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MOTU M4にはWindows上でレベル調整や出力先を選ぶミキサー的なアプリはありません。ですのでWindowsからの出力を100%にして、M4本体のモニターアウトを9時くらいの位置にしてみると「very low signal level」って出たので、レベルを上げるのですが、まだ音が出ないことに気づいてなかったので、突然大きな音が出たらどうしようとビビりながらも、思い切って1時くらいにしました。それでもオッケーは出なかったので、もうやったれと最大レベルまで上げてみましたが、それもダメ。ただ、この時は「very low signal level」ではなく「adjust failed」って出てたような気がするのですが、それを単なるエラーと思ってしまったのが間違いで、今思えばレベルが大きすぎやというエラーだったようです。

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結局、M4のMONITOR OUTを最小レベルから徐々に上げていき画像のところでO.K.が出ました。ちゃんと読まないといけませんね。

あとはサクサク進んでいきました。マイクの音量を設定したり、スピーカーやマイクの距離を入力して測定が始まると、あとは言われるままにマイクの位置を変えるだけなので、最後まで問題はありませんでした。

補正後がこちら

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補正前がこちら

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こうやってグラフを見ると、やはり補正前は150Hz辺りを中心に山があって、あと100Hzに割と大きな谷があって中低域が荒れています。
補正されたものはかなりターゲットに近づけてられていて、荒れたところを出来る限り抑えて中高域に関してもフィックスしているようです。まぁ、いずれにしても低域は不足しています。

曲を聴いてみての感想ですが、
今までちょっと気になっていたD音前後のピークは全然気にならなくなりました。
例えばThe RezillosなんかはKey Dの曲が多いので、補正前はベースのイヤな箱鳴り感と締まりの無さを感じてましたが、一切それが無くなりとてもタイトで良い感じになりました。
もちろん他の曲も、和田さんがKH80+KH750のレビューでおっしゃっていたように視力が良くなったように感じました。まー、あれだけの山と谷を補正してくれたのだからそうなるのでしょうが、いやー、これは本当に凄いです!

KH80 DSPの最初のレビューで書いた、X軸、Y軸、Z軸的な音の定位感については、補正前と然程変化は感じられません。相変わらずとても良好です。

ただ、DTMで音楽を作ることを考えずに、純粋に音楽を聴くとしたら補正前と補正後では、補正前の方が良いと思える曲もあります。
補正前でも周波数のピークに影響される音の成分が少なかったんだと思いますが、補正をかけると音のコントラストが薄く感じられて、少し面白味が減った? みたいな、そんな曲もありました。
まぁ、そこら辺は自分でEQ操作も出来ますしね。

と、少し贅沢なことを言ってますが、このNEUMANN MA 1による補正は予想以上に良かったです。まだ1回やったくらいで、なに言ってるんだって言われそうですが、
正直、マイクの位置を変えたりするのって、少し面倒だなと思っていたんです。
だからスタンドを交換した時にやればいいやって。
でも、実際にやってみると大した手間でもなく、時間的にも音量レベルの問題さえなければ15分もかからなかったと思います。

MA 1を使ってみて思ったのは、今までだと音楽を流していて気になる音があった場合、セッティングやアクセサリーで何とかしようと思って、その時にお金があればやみくもにスタンドやインシュレーター、ケーブルと購入しては一喜一憂したでしょう。
今回のように150Hz付近に山があり100Hzで谷があった時に、アクセサリー類の交換や購入でどれだけの効果があるのか・・・それを考えると少し怖い気もします。

補正前と補正後がグラフで表示されると、単に機材の設置だけでなく、上に書いたSparkの位置やディスプレイに囲まれたスピーカーの配置、部屋の壁などの周囲についてを考える切っ掛けになりますし。

だからといって上にも書いたように補正した音が良い音ということではないので、そこは注意が必要だと思います。あくまでも強制的にヘンな音を抑えて足りない音を足して理想的なラインに近づけているだけなので、聴感上の良い悪いとはまた別物です。

スピーカー周りの環境を良くして、補正による強制的な部分を少しでも減らしていくのが理想的なのかもしれません。

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25年前くらいの話になりますが、オーディオ好きの知人のお宅でデジタルEQを使ってフラットにするから、おいでよということでお邪魔した時の話で、その方はこれで音の悩みから解放されると、凄い期待をし意気揚々としておられました。

結果、ただただ聴き辛い音になったことは忘れられません。
その時のその方の顔は更に忘れられません。いい思い出です。



スピーカースタンドをK&M 26772に変更したので再度測定しました↓

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NEUMANN MA 1で補正  その前にモニタースピーカーのスタンドを

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NEUMANN KH80

あれからも印象が変わることなく、とても気に入っています。
現在、借り物(結局いただいた)のスピーカースタンドに置いているのですが、少し高さが高いので、MA1で補正をする前にスピーカースタンドを入手したいと思っています。

スタンドやケーブルとかのアクセサリー類って難しいです。
インシュレーターにしても、音は変わることは変わるけれど、変わることと良くなることは別物なので、こればかりはやってみないと分からない。
ケーブル類も同様で、大きく変わるものもあれば、誤差程度のものもあるし、交換して変わったとしても、この曲は良くなってるけど、この曲は ん? みたいなことはよくあります。
そして高額のものを買った時ほど「良いと思い込みたい」心理が働くのが厄介なところ。電線病になるのも分かります。

また聴く時間帯によっても音が違いますよね? 住宅事情というか近隣が電力を多く使う時間帯には音が変に聴こえたり。そのために自宅に電柱を立てる方もいらっしゃる。

それよりも自分の体調の違いによる音の感じ方の方が大きかったりして。

でもですよ、実際に良いか悪いかはともかく「音が良くなった」思えればそれで良いんだから、高額のものを購入して、それなりの大きな満足感を得るのもありでしょう。
どうせブラインドテストされれば分からないんですから(実体験)、どんどん買って、そうすればこのご時世、多少は経済を回すことになるかもしれません。

と言いつつも、高額なものなど全く買う気はないのですが。
まぁ、戯言はこれくらいにして



モニタースピーカースタンド

ISO Acoustics ISO-130

使ってる方が多い気がします。8cmと20cmの2段階に高さ調節が出来て、スタンドとしての効果は良さそうなのですが、サウンドハウスのレビューに「スピーカーがズレる」というのがあって、それはどういうことなん? というのとスピーカーを載せた時の絵面がどうか・・・。


創造小屋 卓上用スピーカースタンド

sozokoya.ocnk.netKH80選びでお世話になった、あさひ太郎さんも使われているようですし、以前Tannoy Gold5に興味を持った時、TourbillonCafeさんがオーダーされてべた褒めしてたという印象が残ってますが、実際は耳の高さに合わせたことが向上に繋がったのだろうとのことでした。
しっかりした作りのようで効果も期待出来ますし色も選べます。
納期を問い合わせたところ5~6週間とのことで、そこが少しネックでしょうか。


K&M 26772

パット見、コレはちょっとなーと思ったのですが、レビューなどを見ると意外と頑丈そうですし、何より高さ調整(16.7cm~25.4cm)が出来るというのが良いかなと思います。
ただスタンド自体の鳴きが気になるところではあります。
画像表示の為に楽天のリンクを貼ってますが、サウンドハウスだともっと安いので、興味のある方はこちらをご覧ください。単体なのでペアでの購入が必要です。

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/251308/


この中では今のところK&M 26772が良いかなと思っていますが、上にも書いたように試してみないと分からないので、価格的にもこの辺りで、効果がそこそこあってくれたらいいんですが。

まぁ、でも今のところそんなにイヤな音は出ていないので、失敗してもそんなダメージはないかもです。

 

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アンプを置くのに使っていた台で汚れてますが、見かけによらずなかなか使えるヤツで、ガラスの下は珪砂(硅砂?)が詰められています。スタンド下の天板の補強には良さそうです。ちょっと圧迫感はありますが。



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