先週末のことですが、PC版「TESTDRIVE UNLIMITED SOLAR CROWN」の体験版がSTEAMで配信されていることを知って、約2ヶ月ぶりにデスクトップパソコンを起動しました。
10%くらいダウンロードが終わったところで突然PCの電源がスーッと落ちました。少しイヤな落ち方だなと思いながら再び電源を入れると
「回復」と大きな文字が表示され、PCは修復する必要があるとのことです。
しばらくぶりの起動だったのが原因でしょうか。
そこで回復を試みるのですが、何も行われず直ぐに電源が落ちます。
何度やっても落ちるのでWindows10自体の修復をしようと思い、マイクロソフトのサイトからMedia Creation Toolをダウンロードし、USBメモリのインストールメディアを作りました。
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
BIOSをUSBから起動に変更して再度電源を入れると、今度はUSBメモリにアクセスして確実に修復プログラムを読み込んでいるようです。
これで大丈夫だ。 と思った瞬間電源が落ちました。
その後グラボを外してみたり、メモリを入れ替えてみたり、CPUとメモリだけの構成にしてみたりしましたが、何をやっても結果は同じでした。
電源が落ちるということなので、とりあえず電源を変えてみることにしました。
といっても電源が原因ではない場合を考えるとあまり出費はしたくありません。とりあえず750W、プラグイン仕様で安価なこの電源を購入しました。
ということで電源を取り換えて起動すると、いつものこの画面が出ました。
何となく今まで通りのやりかただとダメな予感がしたので、今回は何もせず修復用のUSBメモリを挿し再起動してみたところ電源が落ちることなくメニュー画面まで辿り着きました。
そして修復ではなく復元ポイントからの修復を試みました。
これが正解だったようで今までの苦労が嘘のように復元されていき、普通に起動しました。もう感激しかありません。
やはり原因は電源だったようです。
ここからが今回の記事のメインなのですが、私が使っていた電源は「Antec EA-650 GREEN」というもので、
購入時のレシートが見つかったのでそれを見ると2011年9月となっていました。約13年も稼働していたことになります。
この「Antec EA-650 GREEN」という電源を検索してみると、検索予想ワードになぜか型番の後に「リコール」という文字が付加されています。
不思議に思って調べてみると消費者庁のPDFに「当該製品を使用中、発煙し内部部品を損傷する火災が発生」と書いてあり、ネット上の購入者のレビューにもそれに近い内容のものが何例か見られました。
これには本当に驚きました。途中で対策品に変更されたようで、具体的には製造番号の一部が「1204」以前のものが発火の可能性があるもので、私のは「1108」だったので見事に対策以前の該当品だったのです。
今まで発火などなくて本当に良かった 心から思いました。
発火で部品が燃える程度ならまだしも、火災になって近隣に大変な迷惑をかけていたかもしれません。
さっきまでは少しの出費でパソコンが治って良かったと思っていましたが、今は13年も燃えずにいてくれていてありがとうと感謝の気持ちです。
そういえば、以前にバッテリーの膨張で本体がパックリ割れたMOUSE X5-R7ですが
その後も特に問題なく使えていて、実際この記事もX5-R7で書いています。
いずれにしましてもタコ足配線を含め電源に対する注意の必要性をつくづく感じました。
といいつつ、今回購入した電源はBRONZEで、しかも玄人志向という何ともなものだったので、やはりGOLDの製品を買うべきだったと少し後悔しています。