スピーカースタンド(K&M 26772)もすっかり馴染んできたので、MA1による補正をかけてみました。
前回、マイクを設置した場所に印を付けたままだったので測定自体は楽でしたが、スタンドが変わって高さが低くなったのと、若干スピーカー間も狭くなったので、その分だけ調整してマイクスタンドを設置しました。
補正前の測定グラフがこちらです。
K&M 26772
KIKUTANIのスタンド
予想とは全く違う結果でした。
補正前のグラフを見ると、60Hzと150Hz付近の山はK&Mの方が高くなっていました。200Hz~1KHzに関してはK&Mの方が少し暴れが少ないようにも見えますが大きな差ではなく、1KHz以降はどちらかというとKIKUTANIのスタンドの方が綺麗に見えます。
そして補正後の測定グラフがこちらです。
K&M 26772
KIKUTANIのスタンド
補正後に関しては、K&Mのスタンドの方が2.5KHz付近を除いては、綺麗に補正されている?ように見えます。
実際に聴いた感じとしては、殆ど変化は感じられません。もちろん幾らでも低域がとか定位がなどと少し盛って書くことは出来ますが、実感としてはスタンドを交換した時ほどの変化はありません。
スタンドをKH80に交換して聴いた時『バスドラとベースの一体感とアタックの速い音の弾力感が以前より心地良くなってます』とレビューで書いた時も、KIKUTANIのスタンド用に補正された状態で聴いての感想でしたので、いずれにしても変化が少なかったのかもしれません。
いや感じ取れないだけかもしれませんが。
ただ、補正後のグラフを見ると、凸凹が少し綺麗になっているので、変化は感じなくとも少しいい感じには思えます。
とは言うものの、マイクの位置を前回と出来る限り合わせてはいますが、完全に一致してるとは言い切れませんし、暗騒音にも違いがあったかもしれませんので、何度か測定して平均値を取る必要はありそうです。面倒ですけど。
前回の話↓