還暦~古希までにギターを攻略する

還暦までにギターを弾きこなす予定でしたが、古希までにはなんとか。

NEUMANN KH80 DSP + MA 1 到着とレビュー 1

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注文していたKH80 DSPとMA1が到着しました。
4インチのスピーカーなので1つ1つはそれほど大きな箱ではありませんし重くもありませんが、届いた時は140サイズの箱1つで届いたので、注文間違えた?と戸惑うくらいのインパクトはありました。

アナログインがXLRなのは普通ですが、電源ケーブルがこういった音響機器には珍しいメガネ型で、安いDVDレコーダーみたいな華奢なものです。尤もこれが音質にどう拘わるのかは知りません。

しばらくは音質補正せず聴くことにしました。
補正をしなくても、このスイッチで設置状態を選択することで、音の出方が変わってくるようです。現在は小型の机に置いているのでSmall Deskを選びました。

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Amazon Musicで、いつものプレイリストを鳴らしてみます。

MENUET IIがかなり良い音というか、自分好みの音で鳴っていただけに、あまり期待しないようにして、例えイマイチだなと感じても、それはモニタースピーカーだから仕方ないと自分に言い聞かせようと思っていました。

音を出した瞬間、あれ? なんかいつもと違う。
そして曲を聴いているうちに自然と鳥肌が立っていました。
鳥肌っていうと、感動してという風に取られがちですが、感動というのではなく良い意味の気持ち悪さから来る鳥肌でした。

今まで聴いていた音は、良く出来た家の外観を「良い家だなー」と眺めていたもので、
KH80 DSPで聴く音は、家の設計図を渡され、家の内部や周りからだけでなく、上からも下からも見ているような感じです。

音がいいとか悪いとか、高音がキツイとか低音が足りないとか、そんな感覚的な事では言い表せない音だったんです。

二つのスピーカーの間にX軸、Y軸、Z軸がきちんとあって、音がどの座標から、どの音量で、どの〇〇・・・といった、それぞれの音が持っているプロファイルを渡され、それを見ながら聴いているような感覚。

あらゆる音にスポットライトが当たっているんです。
所謂これがモニタースピーカーの音なのかなと。

今までオーディオのスピーカーは、ヴィンテージから割と高額なものも聴きましたが、こんな感覚は初めてです。唯一、きちんと調整されたDynaudioのシステムを聴いた時に、目の前に広がるスクリーン的な音というのは体験しましたが、それともまた違う。

KH80のレビューで、こういった感覚を書いている方がおられないので、私が今までちゃんとしたモニタースピーカーの音を聴いたことがなかったのが良く分かりました。普通、皆さんはモニタースピーカーの音と言えば、こういった音を聴いていたんですね。

こんな風に書いてしまうと、よく言う「モニタースピーカーの音は面白くない」みたいな感じに受け取られるでしょうが、確かにオーディオファンが聴くなら、情報量が多すぎてどれに集中すればよいのか分からないと思われるだろうし、メイン以外は多少ボケてくれたくらいが良いと思われるかもしれません。

でも、私はこのKH80 DSPで聴く音楽が楽しくて仕方ないのです。
音が良いとか悪いとかそんな言葉が出ない音なんです。
「KH80って音いいですか?」と尋ねられたら、答えに困ってしまう。
逆に「いい音ってなんですか?」 と尋ねたいくらい。

しかも今の段階では、MA1による補正は行っていない
これで補正をやったら、どうなってしまうんだと。
もう期待というか、期待。そして期待。

Dの音付近 140Hz前後か280Hz前後くらいに多少ピークが感じられますので
補正すれば更に良くなるのでは?とは思っていますが、そんなん関係なく楽しい。


15万程度のスピーカーで、「楽しくて仕方ない?」「いい音ってなんですか?」
チャンチャラ可笑しいわと思われるでしょう。
歳も歳なので上には上があるのは重々理解してますが、でも、私はそんな高額のスピーカーの音を聴いたことがないので、今はこれしか言いようがないんです。

いやー、ホント楽しくて仕方ない。

何より、KH80を勧めてくれた、あさひ太郎さんに感謝です。



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