2ヶ月ほど前に、Linkplay WiiM Proを買ったことを書きました。
その中で、普段聴いているアンプに
WiiM Proのラインアウトからの音と
ノートパソコン Mouse X5に繋いだUSB DACの音を繋いで比較したところ
一聴してWiiM Proからの音が良かったことを書きました。
そこで今回はMOTU M4とWiiM Proの音の違いを比較してみることにしました。
MOTU M4:Mouse X5 → MOTU M4 → NEUMANN KH80
WiiM Pro:WiiM Pro → MOTU M4(Line in) → NEUMANN KH80
接続はこのようにしました。
本来ならKH80の前にパッシブの切り替え機などを入れて比較するべきですが、用意できなかったのでWiiM ProをMOTU M4のLine inに接続して、同じM4からの出力で比較しました。
結果は予想外というか、こんなに差があるとは思いませんでした。
MOTU M4は個人的に良い音だと思っていたので、何とも複雑な感じです。
どう違うのか具体的に言葉で表現するのがとても難しいのですが
MOTU M4から出ている音はスピーカーの間にスクリーンがあって、そこから音が出ている。そういうと平面的という表現になりがちですが、平面的とも少し違っていて、何と言うかスクリーンの一定の距離から音が出ているようなイメージです。
一方WiiM Proの音は、そういったスクリーン的なものが取り払われ、空間から音が出ているようなイメージで、立体的ともちょっと違う、うーん表現が難しい。
どちらが良いかというと当然WiiM Proの方で、聴いていて自然なんです。
もちろん聴く人によっては「変わらない」「気のせいだ」と言われるかもしれませんし、実際は微々たる差なのです。でもその微々たる差が大きな差でもあるんです。
これは比較して初めて分かったことなので、今までMOTU M4からAmazon Musicを聴いていて、スクリーンから鳴っているとか感じたことはありませんでしたし、良い音だと思って聴いていましたから。
今回もまたKH80をM1で補正した時のように、自分の感覚がいい加減であることを証明することになった訳ですが、1つ気になる事があって、それは「排他モード」です。
「排他モード」にすると音質が向上すると聞いたことがあると思いますが、Amazon Music でMOTU M4を選択すると「排他モード」にならないのです。
設定画面で有効にしようとすると「選択したデバイスでは排他モードを利用できません」と表示され設定することができません。
これはAmazon Musicの問題なのかMOTU M4の問題なのか単なる相性の問題なのかは分かりませんが、Amazon Musicが「排他モード」になっていたら、もしかするとスクリーンから一斉に音が出されるように聴こえなかったかも?
なので元々この比較は意味が無かったのかも知れません。
ただWiiM Proについては価格を考えると、とても満足度が高く前回書いたように本当にDACの導入を考えているところです。
またWiiM Proにはリモコンが別売であって、そっちを先に買いたいなと思っています。
スマホで操作できるので良いのですが、やはりスリープになると面倒だし気軽にリモコンで操作したい。
早速リモコン買いました。
WiiM Pro には最初からリモコンがセットで売っているものもあります。
今まで「排他モード」については「音が良くなるから」ということくらいにしか考えていませんでしたが、今回の比較で「排他モード」について興味が湧いてきました。