還暦~古希までにギターを攻略する

還暦までにギターを弾きこなす予定でしたが、古希までにはなんとか。

IK Multimedia TONEX PEDAL:買いました

春にギターアンプ、アンプシミュレーターの新製品について書きました

とっくに旬が過ぎ今更過ぎる話題ではありますが、その後色々迷って結局 IK Multimedia TONE X Pedalを購入して、2ヶ月ほど使用しましたので簡単なレビューです。

以前に書いた4つの機種の中で、NUX Mighty SpaceについてはSpark40があること、Blackstar Amped3については、今までBlackstarのアンプ(真空管もデジタルも)をいくつか所有していましたが、良くも悪くもBlackstarの音があって、それが自分には合わなくて、Amped3の音源や動画の音を何度聴いても、やはり惹かれないので除外しました。

それでオールアナログ+真空管Two Notes Revolt Guitarか?
デジタルのIK Multimedia TONE X Pedalか?
となって、気持としてはアナログのTwo Notes Revolt Guitarでしたが、試奏どころか音源自体も少なくてなかなか購入するにはちょっと怖く、逆にデジタルのTONE XについてはPCのソフトウェアで試すことが出来て、これが意外というかとても好印象だったのでTONE X Pedalに決めました。


TONE X Pedal:いやーこういったアンプシミュレーターの機材で、初めてPlexiの音で楽しめました。

それがPlexiだけでなくJCM800の音も、実際に聴いたことないダンブルの音も、その他のアンプの音も本物に似ているとかは分かりませんが、時間を忘れて楽しくギターが弾けるんです。クリーン、クランチ、激歪だろうが、プリセットを切り替える毎にずっと弾いてしまう。こんな機材は初めてです。

何と言うかデジタルなんでしょうけど、ん? おや?ってデジタルで感じた違和感を感じない。

今までいくつか実機やソフトウェアのアンプシミュレーターを購入してきましたが、正直なところ使いたいと思えるのはクリーン系と歪系で1つ2つくらい。あとは内蔵エフェクトでいい感じに誤魔化してました。

テクノロジーの進化とはいえTONE X Pedalがこの価格でこれだけの音が出るのは実に素晴らしい。
正直TONE X Pedalが来てから、あれだけ気に入っていたSpark40もMV50 Boutiqueも電源を入れることはなくなりました。

ただTONE X Pedalにはリバーブやノイズゲートは入っているものの、通常マルチエフェクターに入っているディレイやモジュレーションや飛び道具などのエフェクトは入っていません。私は部屋での練習がメインなのでエフェクトはなくても大丈夫ですが、重要と考えている場合にはTONE X PedalにはSend/Return端子もないのでそこは要注意です。

他機種同様TONE X Pedalにも端子が付いていてプログラム切り替えのフットスイッチやエクスプレッションペダルを接続することが出来ます。


私はその端子にM-AUDIOのエクスプレッションペダルを接続して、アンプのGAINの量をペダルでコントロールしています。


最小の時に微クランチくらいにして、最大でリードトーンにするといったような設定でギターのボリュームをいじるのとは違った感じで良いです。


今回も満足度の高い買い物でした。もちろん本物のアンプ(特に真空管アンプ)には敵わない訳ですし、KEMPERやNeural DSPなどの評判の良い機材と比べた訳もありませんが、ラインで音量を気にせずにこれだけの音が出せ、しかもこの価格でTONE X MAXとAmplitube5が付属するというのは本当にコストパフォーマンスの高い機材だと思います。
残念ながら値上げがあったようですが、まだ値上げ前の価格のところもあるようです。