還暦~古希までにギターを攻略する

還暦までにギターを弾きこなす予定でしたが、古希までにはなんとか。

Ford Ka (フォード・カー)

その昔、Ford Ka (フォード・カー)という車があったのをご存じでしょうか?
日本では1999年~2001年の約2年間販売されていた車です。

私は2000年の10月に購入しました。

Fiat500程のインパクトはありませんが、なかなか可愛いフォルムで一目で印象に残る車でした。

このFord Kaは、米国フォードではなく欧州フォードが主体でスペインで生産されたものでした。なので「フロアカーペットを剥がすと作業中に落としたオレンジの皮が落ちている」とかいった笑い話もありました。

ただ日本で販売されたKaは、MT(マニュアルトランスミッション)車のみで、当時は既にAT限定免許があったためか、女性のウケも悪く可愛い割に日本では全く売れなかったようです。

カタログもなかなか凝っていて、見ているだけで楽しい。


私はFordの正規ディーラーで試乗して購入したのですが、試乗した時は7年振りのMT車の運転で、しかも輸入車にありがちな、右ハンドルだけどウインカーとワイパーの位置が逆というオマケ付きでした。

なので試乗はとても緊張しましたが、動き出してカーブを曲がった瞬間に、あっこれめっちゃいいって思える車でした。カーブがとっても楽しいんです。

ディーラーに戻って商談となる訳ですが「この車、実は特別割引なんですよ」という店長の言葉に、販売価格すら聞いていなかったので尋ねてみると「通常150なんですが、今は100です」耳を疑いました。
150でも安いと思うのに特別割引で100って。「嘘でしょ、本当ですか?」
販売が終了するための割引だけど、保証もフォードが責任をもってやるということでした。

ただ、1つ難点がありました。
それは色が選べないということです。カタログを見た時に私は一択でしたが、

ディーラーではしかないというのです。販売終了なら仕方ありません。

これはとても悩みました。
でも、どうしてもこの車に乗りたいという気持ちが勝って、その日に契約しました。

オプションは、フロアーマットと純正ドライビングメーター(タコメーター)のみで、

諸経費込みの支払いは130でした。

恐らく在庫車があったのか納車は約3週間後だったので、あっという間にKaが家に来て、それからは本当に楽しい毎日でした。


Kaに乗っていると知らない人から色々声をかけられました。特に女性から「カワイイ車ですね~」とか言われると非常に嬉しかったり、スーパーに止めた時などは写真を撮ってる方も居たり、信号待ちで止まっていると測量してるお兄さんに声をかけられたりと、今までに味わったことのない経験でした。

ある時、近くのホームセンターで、Kaのミニカーを見つけました。狂喜乱舞です。

後ろの赤いヤツがツクダオリジナルの1/24のプルバックカーで、ドアも開きます。売り場には赤色と青色が全部で6台あって1台300円の投げ売り状態だったので、全部買って帰りました。
手前の青いミニカーは、お菓子にミニカーが付いた良くあるやつです。これも見つけた時は浮かれましたが、Kaがオマケのヤツはコレ一つしか見つけることができませんでした。

ドアを開けると内装まで割とちゃんと再現されています。

青いプルバックカーはまだ未開封のまま置いています。あとの4台は知人らに配りました。
もう20年前のものになるんですねー

非常にシンプルで豪華な装備もCDすらも付いてなくカセットのみでしたが、ラジオの音が非常に心地よくて、ついつい聴きたくなる音でした。それなのにサンルーフがあったりして、春や秋には用事がなくてもドライブしていました。今のスイフトスポーツにも同じような感覚があります。

ハイオク仕様で燃費はリッター12kmくらいで、この車格だと今なら考えられないくらい悪いですし、加速が良い訳でもパワーがある訳でもありません。
でも毎日が楽しい。

まぁ、エンジンに関しては問題なかったのですが、7年を超えると電気系統にトラブルが出るようになり、ちょいちょい故障しては修理ということが続きました。

結局、このKaには10年乗りました。
私の中で一番長く乗った車(スイフトスポーツは除く)であり、一番楽しかった車です(スイフトスポーツは除く)。

 

 

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