車の中でYoutubeが見られたらいいのにー。
そのためにはナビやディスプレイオーディオのHDMI端子とスマートフォンをケーブルで繋いでミラーリングするしかないと思っていました。
スイフトスポーツに付けたスズキ純正 99000-79BM7(FH-9300DVS)にはHDMI端子が付いてませんし、AV入力端子はありますがアナログに変換する必要があり、画質がかなり落ちるんじゃないかと思い、HDMI端子付きディスプレイオーディオに買い替えるまでは無理と諦めてました。
ところが、良く調べてみるとApple Carplay や Android Autoに対応した機種なら、USBに繋ぐだけでYoutubeやPrime Videoを見ることができる機器があることが分かり、しかも数社から販売されていました。
そこで、最初に目に留まったのはCardongleという製品でした。少し大きい印鑑タイプのUSBメモリといった感じのもので、USBポートに挿すだけなので場所も取らずにいいなと思いました。価格は3万円弱といったところです。
その次に見つけたのは、Ottocast carplay ai box U2-PLUS で
こちらは小さなスマートフォンといった形でナビ等のUSB端子とケーブルで繋ぐタイプです。これにはリモコンも付いているので、使い勝手は良さそうです。価格は少し高く4万円弱です。
で、結局購入したのはCarlinkit V3 CarPlay AI BOXです。
※2023/08/21 現在では、Carlinkit Tbox Plus Android12になっています。またAndroid13のものもありますが、まだ価格が高いです。Android12のものは私が購入したものと比べてかかなり快適になっています。
こちらは上のOttocastよりも価格が安く、Cardongleと同じくらいで、通常は3万円を切るくらいになっていますが頻繁にセールが行われていてかなり安く買えます。気になった方は価格が落ちた時を狙ってください。私が買った時は2万ちょっとでした。
Carlink V3にしたのは単に価格だけではなくて、Ottocastよりも繋がりなどを含め動作が安定しているという高評価の意見が多く、またスマホやポケットWiFiからのテザリングでだけでなく、本体にdocomo、softbank系のSIMを直接挿して使えるというのもポイントでした。
ただこの商品に限らず高評価をしているYoutuberの方々はクーポンを配っていることが多く、大体が案件だと思われますので、気をつける必要はありますが、逆にその検証にもなるかと思いました。そういえばPositive Grid Spark 40を買う時にも同じようなことを言った気がしますが・・・
外観は外箱を含めて至って普通です。良くも無く悪くも無くです。
箱の中は本体、マニュアル、USBケーブル TypeA-TypeC、TypeC-TypeCといった感じ
中国の製品ですが技適マークもあって、とりあえず安心感はあります。
またマニュアルにもちゃんと日本語での説明が入っています。
早速、車に乗り込んで起動してみます。
バッテリーソケットF300の隣にピッタリだったので、そこに設置。
・Carlinkit V3
・Pioneer OEM 99000-79BM7(FH-9300DVS)
・Google Pixel6a Android13
・mineo docomo plan
という構成でPixel6aのWiFiテザリング、そして付属のUSB-C→USB-Aのケーブルで接続しました。
WiFi、Bluetooth共に接続設定します。
一旦車から降りて、再度エンジンをかけてみます。
問題なくWiFi、Bluetooth共に繋がりました。改めて設定したり、スマートフォンを取り出して操作する必要はありません。
Apple CarPlay、Android Auto共に対応しているので、大丈夫だろうとは思いましたが、思った以上にあっさり繋がって少し物足りないくらいです。
下の画像はCarlinkitの起動時のデフォルトですが、
起動時のアプリもAutokitの設定から選ぶことができるので、Google MapやYahoo!ナビで起動したり、Amazon MusicやNetflix、VLCから起動したりとインストールしたアプリから自由に設定できます。
もちろん表示も日本語化できますし、Youtubeも日本語検索ができるので、
普通のAndroidスマートフォンのように使えます。
ただし問題もあります。いや、ありました。
YoutubeやVLCで動画を見ると、動画と音声がズレるのです。
少しなら我慢できますが、見た感じ0.7秒くらいズレているのでかなり気になります。
VLCメディアプレイヤーに関しては、アプリの設定で音声のディレイを設定するところがあり、そこの調整で良くなりました。私の環境では-300ms程度でピッタリ合いました。
Youtubeに関してはYoutubeアプリにそのような設定がなかったので、Carlinkitのサポートにメールで問い合わせました。
返事はあまり期待していませんでしたが、2~3時間後には返信があり、まずそれに驚きました。
メールには音ズレを解消するための設定方法の動画リンクが貼ってあり、この手の質問は多いのだろうと思いますが、返信の早さからサポートに関してもそこそこ安心できる気がします。
で、動画にあったように設定してみると良くなりました!
※上記の設定で良くなった訳ではありません。とりあえず撮影したものです。
が、Youtubeにアップロードされた動画は、動画によってズレ方が違うので、全ての動画について良くなった訳ではなくある程度の妥協は必要なようです。
しかし車の中で、YoutubeやPrime VideoやNetflixなどが見られるというのは、思った以上に面白くて、「いや、タブレットを持ち込んで見れば、画面も大きいし使い勝手も良くていいじゃない」って言う意見はごもっともなのですが、持ち込みをせずに、しかも簡単に(USB接続するだけ)完結するというのが魅力的なのです。正直、いつも見るものではありませんが、できなかったことができるということが嬉しい。
毎回、有線接続したりスマホを設定しなおしたりするものだと、確実に使わなくなっていくのが目に見えているので、手軽に出来るというのがとても重要でした。
ということで、このCarlinkit V3 CarPlay AI BOXですが、今のところ大満足です。
正直、Youtuberの案件を疑ってもいましたが、それもありません。多少誇張した表現の方もおられるかもしれませんが、私が購入したものも特に不満なく動作しています。
尤も、こういった商品は相性問題がありますので、あくまでも私の車のディスプレイオーディオでの話なので、その点はご了承ください。
まぁ要望とすれば、もう少し起動時間速くなって動作がキビキビしてくれると良いかなと思います。
それと時々画面タッチが認識されなかったり、妙に敏感に反応したりすることがありますので、そこが改善されれば更に良いです。ただこれはディスプレイオーディオのFH-9300DVS自体の問題である可能性が大きいので何とも言えません。
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