いや、便利な世の中になりましたね。ジジイは改めて思います。
ルーパーは練習に最適ではないかと思いつつも、なかなかゲットするまでには至らなかったのです。
というのも、クリーンな音のバッキングをループしてもらって、オーバードライブをかけた音でアドリブなどの練習をしたいとします。その時にクリーンで録音したバッキングがオーバードライブを踏んだ時点で歪んでしまうのではないかと思ったんですね。今までエフェクター類をあまり使って来なかったので、そこら辺を良く知らないんです。
Youtubeでルーパーを使ってる人などを見ましたが、はっきりとコレっていうのが無かったのでとりあえず買ってみりゃ分かるかと。
リバーブ同様、ルーパーも色々なメーカーから出ていますが、BOSSとtc lelectronicくらいから選ぶのが無難かなと、その2社で候補を絞りました。
初めてルーパーというものを使うので、出来るだけシンプルなものが良いだろうなということでBOSS RC-1と
tc electronic DITTO LOOPER
価格的にも手ごろな、これら2つを比較して決めることにしました。
RC-1はループインジケーターがありループの状態が分かりやすい、外部フットスイッチを使える拡張性、ステレオイン・アウト、電池駆動などが特徴で録音時間は12分。
一方、DITTO LOOPERはあくまでも音質に拘っているようで、トゥルーバイパスや非圧縮24ビット、またサイズが超小型であるのが特徴で録音時間は5分。
やっぱ音質って気になるので音質を重視するならDITTOだしサイズ感もとても良いのですが、RC-1の外部フットスイッチが使えるというのはかなり便利そうで、頻繁に踏むルーパーのスイッチの耐久性を考えても良さそうというのと、そもそもスイッチ自体RC-1の方が踏みやすそうで、やっぱループインジケーターは魅力ということで、DITTOの音質とサイズ感には目を瞑って、RC-1に決めました。
実際に使ってみると思った以上にスイッチを踏むタイミングが難しく、どうしても上手く繋げられない・・・。
ちゃんと演奏終わりでスイッチを踏んでいるのに、何度やってもループが足りない感じになります。これ程までにリズム感がないのんか? ギター弾く意味ないじゃんとまで思いましたが、気を取り直して外部フットスイッチを付けてみようとマニュアルを読んでみました。そしたら「ループ終わりではなく、次の小節の頭でスイッチを踏む」っていうのが書いてあって、その意識でやってみると、ナニコレ出来るじゃん! ギター弾く意味ないまで思ったのに・・・。やっぱマニュアルは読まないといけませんね。
そうは言っても、ちゃんとタイミングを合わせないと結構失敗します。
で、問題だったクリーンなバッキングを流してる時に、オーバードライブを踏むとバッキングも歪むのか?というのは大丈夫でした。これは当たり前の事なのだと思いますが、私は割と心配でした。でも良かった。
それから外部フットスイッチはめっちゃ便利でした。通常、再生ストップはスイッチ2回踏みなんですが、外部フットスイッチを使うと1度で済みます。私はスイッチではなくローランドのキーボード用のサスティンペダルを使っていますが、ペダルなので踏みやすいし、クリアする時の長押しも楽です。
さて、ルーパーを購入して練習の役に立っているのか?と言われれば、それはとても役に立っていると言えます。
PCやスマートフォンを利用してバッキングを流すのも良いですが、ルーパーを利用するととにかく手軽にバッキングを流せるので、Dm7とG7の2つのコードだけでいい みたいな時に本当にいいです。