還暦~古希までにギターを攻略する

還暦までにギターを弾きこなす予定でしたが、古希までにはなんとか。

禁煙? 絶煙?

jazzguitar251さんが、禁煙についてブログに書かれていたのを読んで

jazzguitar251.hatenablog.com

そういえば自分も7月から禁煙したんだった、と思い出して書いています。

私は22年前の2000年7月から禁煙を始めました。というかタバコを止めました。

私は一日に1.5箱ほど吸っていて、タバコを吸い始めてから一度も止めようと思ったことはありませんでしたし、一生止めるつもりはありませんでした。
本当にタバコというものが好きで、一日の中でタバコに接する時間があるからこそ、日々を過ごせるとさえ思っていました。

一般的にタバコを止める理由としては「医者に止められた」「家族に止められた」など、酒と同じで自分からではなく外的な理由が多いと思います。

私の場合は切っ掛けというか、ちょとヘンなことがありまして
22年前の今日6月30日の今頃、タバコを吸いながら『明日、タバコを止める』と突然思ったんです。「明日止める」という言葉が降って来たというのが近いかもしれません。

不思議な感覚ではありましたが、とりあえず今日まではいつも通りでいようと思い、普通に吸いました。

翌朝目覚めた時に、昨日の事を思い出したので「じゃ、今日からタバコを止めるか」ということで止めることにしました。

買い置きしていたタバコを思い切って捨て、灰皿を片付け、部屋の掃除をし、当時は車中でも吸っていたので、車の灰皿も綺麗さっぱりにしました。

一生止めるつもりはなかったタバコ。ご飯の後、コーヒーを飲みながらの一服。仕事の気分転換の一服。場所を移動した時の一服。生活の潤いであるタバコ。これらを止められるのか正直なところ不安でした。

しかしながら『明日、タバコを止める』という昨日の言葉のパワーが想像以上に凄くて、それにどんどん引っ張られているような感覚でした。

何となくですが、脳が「止めろ」と指令を出した気がするのです。
なので私は自分の脳に従うしかなかったのかもしれません。

通常、タバコを止めると、ご飯がおいしくなって太るということを聞きます。それかタバコを止めたことによるストレスで、酒の量が増えたり無意識に食べてしまい太るのかもしれません。
私はタバコを吸っていた時もご飯はおいしかったですし、酒は全く飲まないので、タバコを止めたからといって太ることはありませんでした。その点もタバコを止めたことがストレスにならずにラッキーだったかもしれません。逆に、今ではタバコを吸っていた頃よりも痩せていますが、それは単なる老化によるものでしょうか。

太らなかった以外のメリットは

・毎月1.5万円以上浮く
・部屋、車が汚れない
・ストックが無くなることの不安がなくなる
・同居人、搭乗者が笑顔になる

単純に金銭的に負担が減るのは良かったですし、その分楽器や音楽につぎ込めます。
それから部屋や車の掃除が楽になるのもありますが、パソコンや機材が汚れないというのが何よりでした。
ストックが一箱とかになると、なんか不安で買いに行ってしまって、外が雨だったりすると行くか我慢か葛藤したり。そんなのが無いのも精神衛生上良いです。
家では自室でしか吸いませんでしたが、車中で吸っていたので、今から考えるとゾッとします。隣に座った人はさぞ苦しかっただろうなと思うと謝る以外にありません。


さて、明日で丸22年になりますが、
「また吸いたいか?」と問われれば、
「吸いたくない」と答えます。

でも、来年は「吸いたい」と答えるかもしれません。